ABOUT 宇宙農民
「宇宙」と「農民」がある日一つになりました。
2004年ごろに中心メンバーが環境・平和、スピリチュアル、デザイン、アートなどの活動をきっかけに知り合いました。
当時私たちはカフェに夜な夜な集合し、様々な話題について熱く語り合っていました。
そのミーティングをいつからか「宇宙会議」と呼んでいました。
私たちが話していたテーマは、
・私たちは何者で、どこから来てどこへ行くのか?
・自分らしくどう生きるか。
・地球を平和にするにはどうすればよいのか。
・代替医療
・オルタナティブな経済
・精神世界と現実世界のバランス
・過去の歴史・現在・あるべき未来
・ローカルとグローバル
・世界情勢と政治
など多岐にわたりました。
私たちは世界的な大きな問題、あるいは身近な問題、自分自身と向き合う中で課題に直面し、解決法を探っていました。
最終的に2009年に私たちは一つの決意を持って、それまで暮らしていた高知県を離れることにしました。
行き先は山梨県北杜市、八ヶ岳南麓でした。縁あって土地に呼ばれたのです。
私たちがそこでやるべきことは明確でした。
「理想とする生き方を自ら実践すること。」
持続可能で環境に配慮した循環型であり、かつ宇宙的なスピリチュアルな発想・ワクワク感に基づいた進むべき方向を、地に足の着いた「実践」を通して楽しく表現することを目的としていました。
そしてまず、最初に畑をやることにしました。
宇宙会議のテーマとしても、たびたび「食・農」の話をしており、私たちの理想とする生き方には「農」が必須でした。
限りなく原始的でクリエイティブで、食べる喜びに繋がる「農」。
八ヶ岳に引っ越して翌日には畑を探し始め、すぐに畑を借りることが出来ました。
しかし、それまで私たちは畑で作業をした経験や野菜の栽培の勉強をしたことはほとんどありませんでした。
今考えると少し無謀なのですが、私たちは行動するスピードを情熱と同じくらい大切にしています。
生き方を実践しながら、同時に情報を楽しく伝えることの重要性を当初から考えていた私たちはこの新しい活動のユニット名を考えました。
その名前はすぐに決まりました。この時初めて「宇宙」と「農民」がドッキングしました。
そして翌年には田んぼを始めることになりました。
宇宙会議で語り合ったパッションが私たちの中を常に流れています。
宇宙的真理と美しい地球のめぐみの中で輝いて地に足をつけて生きていく農民、それが宇宙農民です。
宇宙農民のキャッチフレーズは「百笑は地球を救う」というものです。
僕たちが「百姓」ではなく「百笑」に込めた意味は、面白いことを言って笑う、というのももちろんいいのですが、それともう一つ。
自然に触れる喜び、知る喜び、育てる喜び、食べる喜び、暮らしの中にある喜びというテーマを込めています。
そうやって自分の中の喜びが十個それから百個と増えたとき、僕たちは百笑になります。
その百笑が二人そろったとき、彼らは足して二百笑ではありません。
彼らは一万笑です。かけ算なのです、人と人の間で起こる化学反応は決して足し算ではありません。
3人で百万笑です。
そうやってこの地球の上で暮らす喜びを自ら感じ表現し、喜びを輪にし、世界に広げていく。
それが宇宙農民のミッションでありヴィジョンです。
2009年に始めた自給自足の田畑の農産物も徐々に面積が増え、様々な仲間が手伝ってくれたり、メンバーとして加入したりしながら、自給農を続けていましたが、プレゼントでいろいろな方に召し上がっていただくうちに、徐々にお米や野菜を販売してほしいという声が増えたのをきっかけに販売を開始しました。
また、気候風土に合わせた自然栽培、様々な農法の中から私たちなりに合理的で楽しく、おいしい作物を栽培する方法が体系化できたため「田んぼ塾」と「シェア田んぼ」を始めました。
現在の事業内容
アメリカで出会ったクラフトビールをきっかけに、2018年にうちゅうブルーイング(クラフトビール醸造所)を立ち上げる予定です。
宇宙農民は中心メンバーが核となって日々の企画から農業、体験・講座、販売を行なっていますが、私たちだけが宇宙農民とは思っていません。
田んぼや畑で共に貴重な時間を過ごした仲間すべてが宇宙農民であると考えています。
私たちの農法は「自分たちが食べたいものをつくる」という大切なコンセプトから構築しました。
まだ栽培を始めたばかりの頃、自分が播いた種が育ち、口に入るというダイレクトな体験の中で、私たちのフィーリングに一番近い農法は「自然農法」でした。
数年の経験を重ね、また先輩方の指導をいただきながら、私たちなりに省力化や土壌化学性・物理性に基づいた研究を重ね、地球のマクロ的な養分循環、ミクロな微生物学、植物生理などを学び実践する中で現在の宇宙農法が出来ました。
しかし農法は常に進化します。技術や考え方は止まったら古くなるからです。
私たちは自分たちの直感、感覚、ワクワクする心を基準に良いと思う物は何であれ受け入れ、常にパッションと楽しさにフォーカスをして、挑戦し、最高の喜びをあなたのために、そして私たち自身のために心を込めて宇宙農法を開発していきます。
品種 | イセヒカリ 自家採種 |
肥料 | 藁・米ぬか・籾殻 |
耕耘 | 有 |
田植え | 手植え |
稲刈・脱穀 | バインダー・ハーベスター |
乾燥 | 天日干し |
籾摺り・精米 | インペラ式脱穀・循環式精米 |
アートテンテクノロジー導入 | 2014年2月 |
その他 | 平成28年度 伊勢神宮 奉納 |
肥料 | 土壌診断に基づきミネラル施肥中心 |
耕耘 | 有 |
アートテンテクノロジー導入 | 2014年2月 |